アリゾナに留学すると決めた時?
ええ もちろん知りませんでしたよ

ラスベガスがアリゾナから近いなんて。


近いといってもラスベガスはお隣のネバダ州にあります
私たちの住むアリゾナ州メサからは車で5時間はかかります

一攫千金 アメリカンドリーム

そんな夢物語を胸に秘め訪れる場所
そして誰もが一度は考えてしまうものです

(7が)揃っちゃったらどうしよう?

私もそんなうたかたの夢を見た一人でした

ま 夢を見るのは個人の自由ですから。
ひよ子と鳩サブロー、友人のTさん、D君の4人を乗せて
一路 夢のラスベガスへと出発しました


それにしても どこへ行くにもこんな景色です。
Tさん 「なんかさ、今回全然負ける気がしないんだよね!」

ひよ子 「私もー」

D君 「俺も〜」

異様な熱気に包まれ盛り上がる車内
まるで初めて宝くじを買ってしまったときのようでした

もちろん私だって同感です それどころか

私が一人で大金を手にしてしまったら
TさんとD君にも(ちょっとだけ)分けてあげないと
両親には新しい家と今までの学費
今の金利じゃ銀行預金は面白くないし 残りは株?

子供に大金を残すのは良くないだろう・・・
私の遺産相続問題で身内が骨肉の争いを演じてしまう
それは私の望むところではありません
やはり死ぬときは世のため人のため
慈善団体に全額寄付してしまうのが一番なのかもしれない


などと

妄想にふけり真剣に人生設計を練リ直してしまった
私はそんな愚か者です しかし

それでいいんです

一時でも非現実的な夢に踊らされ そんな自分を楽しむ

もしかして? もしかして?

これがラスベガス
いや賭け事の醍醐味ではないでしょうか

とはいえそこは天下のラスベガス
その辺のパチンコ屋さんとはわけが違います
賭け事以外にも観光地として楽しみはたくさんあるのです
趣向を凝らしたホテルも数多く立ち並んでいます。

そして出発してから5時間余り、ようやくラスベガス界隈に
入りました

おおっ

あれに見えるはニューヨーク・ニューヨーク
その名の通りニューヨークの町並みを模したホテル


ついに来てしまいました 実感した瞬間です
車内は一気に色めき立ちました

でも泊まったホテルはサーカス・サーカスという
ちょっと安めのホテルです
その辺りは現実的に処理します


私たちはホテルにチェックインすると、旅の疲れも忘れて
迅速に次の行動に移ります もちろん

目的はただ一つ

もはや敢えて言葉にする必要も無いでしょう
理性を抑えるのもそろそろ限界です
やはり本能でしょうか 血が騒ぎました
どうやらみんな同じ気持ちのようです
D君の鋭い眼光にもさらに磨きがかかっています


もうこの光景を目にすると
自分が「7」を揃えている姿しか思い浮かびません

既に気分は
夢にリーチ状態
沸き起こる高揚感を抑えつつ
一行は賭場に消えて行きました
ラスベガスにあるホテルはどれも面白いです。
外装、内装、バッフェなどにも非常にこだわりを感じます
もちろんそれぞれにカジノが付いています



右はエジプトをモチーフにしたホテル「Luxor」

内装も非常に凝っていて良い雰囲気です
先ほどのホテル「ニューヨーク・ニューヨーク」
自由の女神がお出迎え
します

写真左下にジェットコースターが見えるでしょうか?
このニューヨーク・ニューヨークの周囲をジェットコースター
が通っているんです
私(鳩)は高い所が苦手なんですが
ジェットコースターは結構好きなんです

一回$12とジェットコースターにしては高額でした 
しかしここまできたら後には引けません
当然みんなで乗りました

順番待ちで並んでいるとき、Tさんがポツリと呟きました

Tさん 「先頭に乗りたいな〜・・・」

そこで交渉してみたところ なんとOKが出ました

そしてついに私たちの順番が来ました
カタカタカタカタ・・・不安を掻き立てる音と共に
私たちはどんどんレールを登っていきます

Tさん 「うほほぉ〜怖えぇ〜すっげー!」

  先頭に乗り子供のようにはしゃぐTさん

D君 「・・・」 その隣で黙り込む顔面蒼白のD君

正直なところ私もちょっと甘く見ていました
所詮カジノホテルのおまけアトラクションだと ところが

これが思った以上に高く上がる本格派
頂上付近で下を見た私は 手に汗握り
体中から血の気が引くのを感じました

後は走り出してしまえば楽しいだけです
行ったらぜひ一度乗ってみてください

ちなみにひよ子はせっかく乗ったにもかかわらず
最後まで目をつぶったままでした


本人はそれでも十分満足とのこと
パリの街を縮小再現したホテル「Paris」
夜のエッフェル塔はとても綺麗です
ここが今回私たちの宿となった「サーカス・サーカス」
屋内のカジノの真ん中で本当にサーカスやってます
(スケジュール有)
MGMグランドというホテルのガラス張りになった一角には
本物のライオンがいましたが こんな所で見世物に
なっているのはちょっとかわいそうでした

部屋にはライオンと一緒に人間が1人入っていました
いかにもアメリカっぽいパフォーマンスといったところです


他にもエクスカリバー、トレジャーアイランドなどの有名なホテルがあります。
トレジャーアイランドのバッフェはなかなか美味しかったです。




ところで夢(賭け事)はどうなったか?


過去の傷口には触れないでくれ(一同)

そんな心境です

夢は夢のまま そっとしておいて下さい(涙)

こうしてギャンブルと観光を心行くまで堪能した一行は
現実へと続く長い帰路につきました
帰りの道中、知らないうちに車のタイヤがパンクしていたんですが
少しずつ空気が抜けていたようで、気づかずにそのまま家まで帰ってしまいました。

車で長距離走るときは、タイヤの空気圧には注意しましょう
もっとも今回のパンクはあまり空気圧と関係なさそうですが

あと州境近くになるとガソリンスタンドが少なくなってくるので、
なるべく気づいたときに給油しておくのが無難です。
とまあそんなこんなで私たちの儚い夢(野望)も
美しい夕日と共に沈んでいきました
 しかし

日はまた昇るわけです
懲りずにまた夢を見に行きますよ




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